陶芸の絵付け

磁器をいじる

陶芸品につやのある綺麗な発色を見いだす
上絵付け

陶芸の上絵付けは釉薬をかけて本焼きした表面に上絵具と言われる顔料を絵付けする方法で約780度で焼成して完成させます。
上絵具は低温で焼成するため使える絵具の色数や種類がたくさんあるのです。
和洋それぞれの絵具があり、それぞれの溶き方と描き方があります。
一般に洋絵具は油で溶いて器の表面に薄くのばして描くもので、何度か焼成を繰り返して色を塗り重ねることも可能です。
一方、和絵具は赤や玉ぐすりと呼ばれる透明感のある絵具のことで焼成は2回が限度で、赤は煮出した煎茶で溶き、玉ぐすりは水で溶いて少量のふのりを加えて使うのです。
玉ぐすりの場合は器の表面に絵具を盛り上げるように塗るのがポイントになります。
こうすることで、焼成した時につやがある、きれいな色に仕上がりになるのです。
また金液や銀液などもありそれらの器は金欄手や銀欄手といい華やかな印象を与えますし、このほかにも下絵付けの代表的な技法の染付と組み合わせた染錦や染手と呼ばれているものもあります。

陶芸の絵付けで筆以外に用意しておきたいもの

陶芸の装飾技術の絵付けで一番大切なのは筆ですが、他にもそろえておきたい道具はあります。
キッチンペーパーは上絵付けをする際に器をゼラチン溶液で拭くときや金彩をする前に器をアルコールで拭くときに使うものです。
ゼラチンはゼラチンを溶かした液で器の表面についた手の脂をふき取って表面に膜を張ります。
小皿にぬるま湯を入れて、料理用のゼラチンをひとつまみ加えて使うものです。
また、ゴムスティックは上絵具で地塗りした成分を削るための道具になります。
筆でかくだけでなく、絵具を削って模様にすることも絵付けの技法のひとつです。
ほかにも、トレーシングペーパーは、器に下描きをするときはもちろん、図案を器にうつすときは、この紙の前面に鉛筆で面塗りしてカーボン紙をつくります。
口鉛筆黒は陶器や磁気、金属やプラスチックにも描ける鉛筆で、下描き用につかえますし、赤ボールペンはカーボン紙で模様をうつすときに黒以外の色を使うことでわかりやすくなるのです。